Fjord

Lofoten
Norway

E10から脇道に入ると砂利道になり、細長いフィヨルドにU字型に沿って続いた。対岸は目の前なのに、橋を架けるには対岸までの距離がそこそこだったのか、わざわざ橋を架けるほどもなかったのか、結局車はフィヨルドの周りを一周して対岸に渡るしかなかった。
使われなくなった漁船が岸辺に打ち上げられて朽ちていた。ロフォーテンに来る前に想像した光景だったが、鄙びた雰囲気はない。背景となる岩山の風景は、こざっぱりとしていてスコンと抜けていた。