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いまさらのPhoto CD、思い出のpcdファイルを開くには?

Photo CDのpcdファイルが開ける
画像ビューワー

フリーで使える画像ビューワー

「Photo CD」に保存された写真のデータ本体であろうpcdファイルを見るには、Webで調べるといくつか候補が出てきました。その中で、フリーで使えるもの(2019年現在で、サポート終了したソフトウェアと有料ソフトウェアを除く)をピックアップしました。

Mac:ToyViewer
Win:XnView、IrfanView

基本的にMac使いなので、まず「ToyViewer」について調べました。OS 10.14 Mojave対応ということでしたが、個人的にマシンの買い替え時期を迎えており、今さらMojaveへのアップデートの予定はありません。結果、これを断念。Windowsに期待を寄せて、次に「XnView」をダウンロードしインストールしてみます。

※2021年9月追記
「ToyViewer」を使って、Macでpcdファイルをブラウズし、jpgやtiffなど他のファイル形式に変換する記事を公開しました。

pcdファイルを見れました。感動!

「XnView」では、jpgやtiff、bmpなど主に使うであろうファイル形式に、複数のファイルを一括変換できるので大変便利そうです。何枚か変換してみましたが、ここで、変換後のtiffファイルに、おかしな点を見つけます。
ファイルが小さ過ぎる…
photoshopで開いてみると「Base」とされる512×768ピクセルの画像にしか変換されていません。大きなファイルへの変換はどのように??もしかしたら、どこかにあったのかもしれませんが、設定画面を探してもそれが分からず、残念ながら「XnView」もここで断念します。

プラグインで「16Base」に対応するIrfanView

最後の望みは、「IrfanView」です。「窓の杜」からダウンロードして使ってみます。XP、Vista、7、 8、10に対応しています。
インストールと起動までは問題なしです。ただ「XnView」とは違い、複数ファイルの同時ビューができず、1枚1枚ファイルを開く仕様のようです。jpgやtiff、bmpに対応しているので、ファイルの変換には問題はありません。ところが、よく見てみると、やはり「Base」の512×768ピクセルの画像としか開けていません。更にセッティングなどの項目をよくよく調べてみると、どうやら「16Base」2048×3072ピクセルのファイルをブラウズして変換するには「IrfanView PlugIns」のインストールが必要であることが分かりました。そこで早速プラグインをダウンロードしインストールしてpcdファイルを開き直してみます。
やっと2048×3072ピクセルのサイズで開けました。 100枚超の写真を1枚1枚開いて変換していく作業は面倒でしたが、何千枚もあるわけではないので、今回の目的は達成することができました。

他にもpcdファイルを開いたり変換できるもっと便利な画像ビューワーがあるかもしれませんが、変換後のファイルが、元と同じ最大サイズ2048×3072ピクセルになっているかどうか、確認は必須です。「Base」の512×768ピクセルしかないのに変換できたと「Photo CD」を捨ててしまうと、取り返しのできない大きな損失になってしまいます。くれぐれもご注意を。

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