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FUJIFILM Xシリーズ用ズームレンズ
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
撮り比べレビュー

XF18-55mmF2.8-4 R LM OISで撮影した写真のサンプル

X-S10 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

富士フイルムX Series用のフジノンレンズ、レンズキットとしても販売されている「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」と「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」を「X-S10」で撮り比べレビュー

コンパクトでそこそこ画質のカメラが欲しい

仕事では、いわゆるフルサイズの一眼レフカメラを使っていても、趣味で持ち歩くには、どうしても重い。街中では、カメラを構えた姿が大袈裟すぎて何だか気まずく恥ずかしい・・・
趣味で撮るなら、やはり、コンパクトでそこそこ画質も良くて、できれば「モノ」として所有欲も満たしてくれるようなカメラが欲しい。

横目でその動向をチラチラ見ながら、ずっと気になっていたのが、富士フイルムのカメラです。コンパクトでクラシカル。APS-Cサイズとはいえ、昔使っていたAPS-Cに比べればずっと画質が良くなっているだろうし画素数も格段にアップ。フルサイズでなければならないほど、大きくプリントする機会もない。

富士フイルムのカメラを調べたところ、2020年11月の発売ということで新しいモデルではありませんが、「X-S10」という機種が、自分の予算的にもニーズにも合いそうです。画素数、手振れ補正、画面の隅々にまで配置されたフォーカスポイント、ワイヤレス転送、そして4K動画など、性能は十分。

※ちょうど、この原稿を書いていた2023年5月、「X-S10」の後継モデル「X-S20」が発表されました。

ところで、カメラのボディは比較的選ぶのが楽なものの、メーカーを問わず悩ましいのはレンズ。センサーサイズが大きくなるほどレンズも大きくなり、更に画質が良くなるほど、そしてボケ感を演出するレンズの明るさが増すほど、それらに比例してレンズも巨大化。これでは、せっかくコンパクトなボディを選んでも、元も子もありません。
そこで、レンズの性能や画質と、大きさや重さのバランスを、自分の撮影スタイルに合わせて考えることになります。

富士フイルム「X-S10」レンズキット

富士フイルムには、もちろん高価で高性能な大きいレンズもありますが、そこそこの性能、カッコいい見た目、手が届きやすい価格帯のレンズが多くラインアップされています。
メーカー側が、「このカメラの性能なら、このレンズが最適だろう」と想定して販売されているのがレンズキット。2023年5月現在、「X-S10」では、標準ズームとして「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」が付いたレンズキットが販売されています。過去には「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」が付いたレンズキットもありましたが、販売終了してしまいました。
「X-S10」の下位モデルにあたる「X-T30 II」では、「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」がレンズキットとして販売されているようです。

富士フイルム Xシステム「スペシャルサイト」

XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS→以下「XF18-55mm」と表記
XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ→以下「XC15-45mm」と表記

二つのレンズは、それぞれズーム域や明るさ、見た目、大きさが異なります。ともかく軽さ優先なら「XC15-45mm」。カッコ良さと数値的な性能なら「XF18-55mm」。となりそうですが、その実力は如何に?

幸い、六本木の東京ミッドタウン内にあるFUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)では、Xシリーズのトライアルサービス(貸出サービス)を提供しているので、早速予約をして行ってみました。

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