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特別企画/京の伝統野菜 Vol.3 とうがらしの王様「万願寺とうがらし」

万願寺とうがらしのレシピを紹介

万願寺とうがらしの煮浸し

ピーマンと同じようにカットして料理に使うこともできますが、肉厚で甘くジューシーな万願寺の美味しさを味わうなら、まるまる素焼きに、カツオ節と醤油をかけて食べるのが、定番中の定番。
蒸し焼きになった内部に旨味が閉じ込められて、食感と風味の両方を堪能できます。

また、万願寺は油との相性も抜群。油で調理すれば、抗酸化物質やカリウムの損失を抑えられるので、油を少し加えて焼いた万願寺を、漬けつゆに浸して冷蔵庫に入れておけば、数日の保存も効く。
ということで、今回は、定番にひとヒネリ加えた簡単料理「万願寺の焼きびたし」を紹介します。

万願寺の焼きびたし

材料

  • 万願寺とうがらし…6本くらい
  • サラダ油…小さじ1/2
  • めんつゆ(2倍濃縮)…40cc
  • 水…120cc
  • 砂糖… 小さじ1/2
    ※お好みで調整してください

市販のめんつゆを使って作ります。各メーカーの濃縮度によって濃さを調整してください。
そばのつけつゆよりも薄く、かけつゆよりも濃いくらいが目安です。

参考(めんつゆ各濃縮度に換算した時の概算値です)

1倍の場合:めんつゆ…65cc、水…95cc
3倍の場合:めんつゆ…30cc、水…130cc

作り方

1. 下準備

万願寺とうがらし

万願寺とうがらしは水洗いし、よく水を切っておく。

2. 漬けつゆをつくる

鍋に水とめんつゆを入れ沸騰させる。
おつゆの味見をして、お好みで砂糖を加え火を止める。
粗熱がとれたら、万願寺とうがらしが浸るくらいの容器に移す。

3. フライパンで焼く

熱したフライパンにサラダ油をひく

中火で熱したフライパンにサラダ油をひく。
火を中弱火にして、万願寺とうがらしを入れる。
ヘタやタネを取らずに丸焼きにするのがポイント!

万願寺とうがらしをフライパンで焼く

時々ひっくり返し、焦げ目がついて少ししんなりするまで10分ほど焼く。
※万願寺が反り返って焼きにくい時は、火を弱火にしてフタをする。但し、蒸し焼きになりますのでご注意。

3. 漬けつゆに浸す

万願寺とうがらしの焼きびたし

「2」で作った漬けつゆに、万願寺を浸す。
全体につゆが絡むように、万願寺を漬けつゆの中で何回か転がす。
焼き立ての香ばしさを楽しみたい場合は、15分ほど浸したらお皿に盛り付けて完成。
つゆをより染み込ませ「おひたし」風にしたい時は、1時間ほど置いておくか、翌日まで冷蔵庫に入れておく。
すぐに食べても、浸しておいても、どちらも、それぞれの良さがあります。

「タネは?」
基本食べられます。ヘタは固いので残してください。

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