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どちらを選ぶ?FUJIFILM Xシリーズ用ズームレンズ
「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」VS「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」撮り比べレビュー

望遠45mm開放値での作例比較
/レストランのランタン

  • XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
    f4 1/800 ISO160
    レンズ焦点距離:46.3 mm
    上段:全体縮小150万画素
    下段:部分100%等倍
  • XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
    f5.6 1/320 ISO160
    レンズ焦点距離:45 mm
    上段:全体縮小150万画素
    下段:部分100%等倍
  • XF35mmF2 R WR
    f2 1/900 +0.33 ISO160
    レンズ焦点距離:35 mm
    上段:全体縮小150万画素
    下段:部分100%等倍

全体写真

望遠というほどの望遠ではないのですが、望遠側で且つ各レンズの開放値で撮影してみました。但し、「XC15-45mm」のテレ端が45mmなので、「XF18-55mm」も概ねそれに合わせています。
「XF35mmF2」も参考として撮ってますが、焦点距離が違うので、主にF値の違いによるボケ感を見ていただければと思います。
背景に、木々が等間隔に並んで写ってますので、それに注目いただくとボケ具合の差がよく分かると思います。

「XC15-45mm」は、望遠側が45mmと短く、開放といってもF値が5.6なので、ボケという意味では最も不利です。F4の「XF18-55mm」とは一絞りしか違わないのですが、小さな写真でも差が分かります。ポートレイトやボケ味を活かしたい撮影には不向きと言えますが、ボケを気にしなくて良いスナップや風景写真なら問題ないと思います。

天気が変わったせいで発色が全く異なり、ランタンの明かりも消えてしまいましたが、「XF35mmF2」は、35mmという焦点距離ながら、背景と言わず、奥に続くランタンだけを見てもよくボケています。レンズ自体には手振れ補正機能が付いてないので、F2という明るさがあると、ボケだけでなくシャッタースピードも稼げますね。

部分等倍写真

レンズは、一般的に二つ三つ絞ったあたりが、最高の性能(最もシャープで周辺光量落ちが少ない)と言われますが、どのレンズも開放値ながら、よく解像していると思います。
「XC15-45mm」は他のレンズに比べると、ランタンのガラス部分の描写が、残念ながらやや立体感や質感に欠けるかな、という印象です。

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